このブログのお気に入り欄に週刊西田を登録しました。西田昌司議員の新しいタイプの動画で、対談形式や質問に回答する形での動画となっている模様。
ところで、先日結党した日本維新の会ですが、この党の支持層は「民主もダメ、自民もダメ」というマスコミの刷り込みをなんとなく信じているいわゆる情報弱者層に多く見られます。この層は前回の衆議院選挙で民主党に投票した方が圧倒的に多いと思われ、マスコミによる刷り込みで自民党に対するアレルギーを持っている方も多いとは思いますが、ただ単に政治に対してそこまで興味を持っていないという人がとても多いと感じられます。なぜならその方達の多くの言い分は「既得権益者を叩くことが痛快」などという驚くべき理由からも明らかです。
なぜ、維新の会がダメなのかはこの党の経済分野のブレーンである竹中平蔵氏ということが決定的です。大阪市長選の時にもちょっとだけ書きましたが、橋下氏は教育などの政策では評価できますが、経済については全く評価できないところ。新自由主義(経済)は小泉政権で成功したとは言えなく、構造改革は国民にかなりの痛みを伴った訳でデフレを一刻も早く解消しなければならない今日の日本経済にあっては絶対にやってはいけない類の次の一手ということになります。それはGDPデフレーターを見てもわかるようにここ10年間前後では麻生政権のみ上昇していて、それと維新の会の経済政策は真逆と言ってもいい程です。ちなみに民主党は事業仕分けなどという一種の構造改革を試みた訳ですが、当然失敗しています。
また、維新の会で問題なのは言うまでもなくその所属議員と言う事になります。元民主党の松野頼久氏はTPPに反対する民主党の勉強会「TPPを慎重に考える会」の幹事長を務めてきた人物で考えを180度変えてTPP参加を党是としている党に入党している事など多々問題があります。選挙のためだけに維新の会に入党したとしか思えない議員が多く、一年生議員がほとんどという事もマイナス面です。
他にも原発問題でソフトバンクが大口支援者となり脱原発を推進するという事や国家観が未だに不透明な外交・安全保障など疑問を感じざるを得ない事が多々あります。また、民主党がマニフェストを実行しないのと逆に、維新八策自体を本当に守るのかという疑問があります。橋下氏が維新八策に反して企業・団体献金を受け取るとの意向を示したのがその証拠です(ソース)。
個人的には日本が以前の様な景気を回復させ、毅然とした外交を実行できるのは自民党しかないと思います。確かに自民党にはどうしようもない議員が2割前後(特に石原伸晃氏などの山崎派)いますが、安倍晋三氏の様な素晴らしい議員がいるのも事実。安倍政権になって強く美しい日本を実現して欲しい次第です。
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